林家たい平独演会 (2007年3月25日・宗像ユリックスイベントホール)


今回のこの落語会は、2007年ユリックス倶楽部の招待事業として、「むなかた市民大学」と「ゆめおり」の共催で
行われたものです。それぞれが、どういう団体かはともかく(まあ、簡単に言えば「有料市民講座」ってとこでしょうか)、
今年度の企画として落語が選ばれたのは大変嬉しいこと。下座の依頼も快く引き受けた次第です。
 会場はマックス2000人収容の「宗像ユリックスイベントホール」。落語会の会場としては、ちと大き過ぎるのですが、
それでも市民大学や「ゆめおり」会員の方々が全員参加すればぎりぎりだったとか。
もちろんそんな心配をよそに?実際の会場は1000人あまりのお客様でゆったりしていたようです。

番組

【午前の部】 「鰻屋」ぬう生/「紙くず屋」たい平/歌謡ショー たい平/中入り/「お見立て」たい平
【午後の部】 「手水回し」ぬう生/「七段目」たい平/歌謡ショー たい平/中入り/「不動坊」たい平

今回のトピックスは、なんと言っても「七段目」でハメモノを担当させていただいたこと。
以前にビデオで、たい平師匠の「七段目」を見た社頭の小きぬ自らのたい平師匠への「七段目」のリクエスト。
師匠の「ではお願いします」の一言で実現しました。師匠には大変感謝です。
師匠の「七段目」は隣の稽古屋から三味線のみが聞こえてくるという設定なので、三味線のみ。
太鼓やツケは入らないので、下座としては、やや手持ち無沙汰でしたが、
三味線の小きぬ社頭は緊張気味。それでも本番はばっちり決まりました。さすがです。
それから、もう一つ収穫が!
今回の昼の部の打ち出しのあと、いつもどおりに打ち出しの太鼓を「デテケ」と叩き、
「テンデンバラバラ」「バラバラ」「カラカラ」のあと、何も考えずにギイィと「木戸を締め」たところ、
ぬう生さんから、「昼夜の続けての興行の時は、昼の部のハネたあとの最後のギイィというのはないんですよ」
と教えていただきました。なるほどそうです。
夜の部もお客jさんに沢山入っていただかないといけないのだから、「木戸を締めて」はいけないのですね〜。
聞いてみなきゃ解らない、とても大事な、かといって日常生活には何の役にもたたない知識でした(笑)。

  
写真左から 「七段目」ハメモノできっかけを待つ小きぬ/太鼓枠にサイン中のたい平師/たい平師のサイン


楽屋前での記念撮影(酔書/たい平師/ぬう生さん/小きぬ/勘遊

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※掲載につきましては師匠の許可を受けました。